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アイテム詳細
勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─
勝間 和代
東洋経済新報社
グループ:Book /ランキング:1096
価格:¥ 1,575
発売日:2008-04-04 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
果たして万能な方程式なのか
(2008-11-15)
「利益の方程式」の有用性は認めますが、この「方程式」が「万能」であるかの如く記述している点は問題です。
冒頭の直接原価計算に対する批判自体は特段異論ありませんが、「方程式」ではこの問題を「避けている」か「深刻化しない状況」を扱っているだけです。決して、解決策を示すものではありませんし、「取って代る」ものでもありません。
「方程式」では、本来「全部原価(固定費+変動費)」を扱うべきでしたが、いつの間にか「原価≒変動費」となります。現に、そのように説明されている部分が随所に見られます。また、通信会社の過去の設備投資なども「埋没原価」なので、結局は「変動費」を中心に扱っています。要は、「直接原価計算」の一部である「売上」、「変動費 or らしきもの」、「限界利益 or らしきもの」を感覚的に扱っているに過ぎないわけで、これでは先の直接原価計算に対する批判は一体何だったのか、理解に苦しみます。
この「方程式」はコストとして「変動費」を中心に扱うからこそ、利益予測が顧客数との関係で容易になるからシンプルなのです。「方程式」が適合するのは、大枠の固定費が決定した後の戦術レベル、見込客数が容易に推定できる場合など限られた状況です。端的には、マーケティングにおける戦術(4P)をマイナーチェンジするようなレベルでしょうか。
しかし、顧客数の見積りは非常に難しい場合が多く、時間軸が長くなれば一層困難になります。分母(顧客数)が大幅に変動し、分子に含まれる固定費が大きくなると、固定費を含めた「顧客当たりの原価」を直接扱うのは厄介です。これが「方程式」の最大の弱点ですが、こうした状況は説明されていません。
「方程式」は分母(顧客数)の変動、分子(固定費)の大きさが重要な意味を持つ「長期的な(時系列で捉える)問題」や「多額かつ固定的な投資を伴う意思決定」には明らかに適していません。決して「万能」ではありません。
骨太の本
(2008-09-29)
冒頭からラストまで一本太い棍棒が通っているような感じを受ける。売上げ重視で以前はよかったが、今の時代、売上げ重視では効率が悪く、生き残っていけないということを簡単に教えてくれる。
利益に関しては会計上の複雑な利益ではなく、日々意識できる範囲の、しかもすぐに暗算できる勝間式の計算方法を何度も何度も繰り返す。この繰り返しを寝ず貸せることによって、効率よく仕事をし、無駄な長時間労働をなくそうと訴えている。
そもそも、儲けること(利益を上げること)は悪いことではない。ここで、変に道徳的な罪悪感を感じてしまうと歩みが止まってしまう。利益を上げることについての考え方についても示唆をくれる。
全体を通して漫画を読んでいるように簡単に噛み砕いて教えてくれる。しかし、その考え方はシンプルであるがゆえに、遠くまで我々を導いてくれそうだ。ぱらぱらとめくると非常にすっきりとした紙面と図、太字の多様、適度なグラフの量、そして漫画のようにデフォルメされたシンプルな考え方がつい手に取って買ってしまうという流れを作っているのかもなぁと思う。
解説付きの参考文献、参考文献一覧なども読者に優しい。KBF、キャズムなどところどころに有名なキーワードがちりばめられていて、慣れてない自分としてはちょっとうれしかった。初めて聞いたという人は本屋で立ち読みしてみてはどうだろうか?
経営コンサルとしても凄い人と思いました
(2008-07-27)
ビジネスモデルの勘所を押さえるための
考え方を解説しています。
帯の「目からウロコの黄金ルール」というのは
かなり大げさだとは思いますが、
実践的で、
それなりに現場での場数を踏んでいらっしゃることが
分かります。
自分の会社のビジネスを改めて
コンサルの視点から見つめるための
手がかりになると思います。
ビジネスの実践書というより学術理論的なのが惜しい。
(2008-07-22)
最近売れている野間勝代さんの本ということで購入しました。非常にレベルの高い本だと思います。大学で管理会計を専攻していたお陰で何とか読み通すことができました。なるほどなあという点が多く共感でき、いい本だと思います。一方で、ビジネスの実践書というより学術的専門書の域を出るまでもう一歩という感じです。企業を外部からあるいはトップマネジメントレベルから捉えた視点になりがちなのが気になりました(内容を消化するのに時間がかかった)。メーカー営業畑の私には自分の業務で実践するとなるとちょっとという点が多いです。公認会計士、証券アナリスト、経営コンサルタントという著者の出身畑の影響でしょうか。随所に肩書や経歴が出てくるのが邪魔です。あまりにも頻繁で中味の説得性には還って逆効果に思えます。商社の営業部門やメーカーではあまり馴染みのない専門用語やカタカナ英語が多いですね。全体的に、相手の立場に立ってもうひと手間加えてほしかったです。この点は、出版社と著者に今後期待することです。財務や会計のプロ、金融機関のビジネスマンにはわかりやすいでしょう。メーカーや商社のビジネスマンは頑張れば読み解けると思います。
具体的でわかりやすいです☆
(2008-07-06)
外資系企業を渡り歩かれたエリートの本としては、たいへんわかりやすく書かれており、私としては、助かりました。マクロ的な発想や抽象的な表現の連続かと思いきや、すごく具体的事例や表現になっており、読者にすべてを公開しようというくらいの姿勢が感じられて大変好感が持てました。次回作も楽しみにしています!
おすすめ度:
果たして万能な方程式なのか
「利益の方程式」の有用性は認めますが、この「方程式」が「万能」であるかの如く記述している点は問題です。
冒頭の直接原価計算に対する批判自体は特段異論ありませんが、「方程式」ではこの問題を「避けている」か「深刻化しない状況」を扱っているだけです。決して、解決策を示すものではありませんし、「取って代る」ものでもありません。
「方程式」では、本来「全部原価(固定費+変動費)」を扱うべきでしたが、いつの間にか「原価≒変動費」となります。現に、そのように説明されている部分が随所に見られます。また、通信会社の過去の設備投資なども「埋没原価」なので、結局は「変動費」を中心に扱っています。要は、「直接原価計算」の一部である「売上」、「変動費 or らしきもの」、「限界利益 or らしきもの」を感覚的に扱っているに過ぎないわけで、これでは先の直接原価計算に対する批判は一体何だったのか、理解に苦しみます。
この「方程式」はコストとして「変動費」を中心に扱うからこそ、利益予測が顧客数との関係で容易になるからシンプルなのです。「方程式」が適合するのは、大枠の固定費が決定した後の戦術レベル、見込客数が容易に推定できる場合など限られた状況です。端的には、マーケティングにおける戦術(4P)をマイナーチェンジするようなレベルでしょうか。
しかし、顧客数の見積りは非常に難しい場合が多く、時間軸が長くなれば一層困難になります。分母(顧客数)が大幅に変動し、分子に含まれる固定費が大きくなると、固定費を含めた「顧客当たりの原価」を直接扱うのは厄介です。これが「方程式」の最大の弱点ですが、こうした状況は説明されていません。
「方程式」は分母(顧客数)の変動、分子(固定費)の大きさが重要な意味を持つ「長期的な(時系列で捉える)問題」や「多額かつ固定的な投資を伴う意思決定」には明らかに適していません。決して「万能」ではありません。
骨太の本
冒頭からラストまで一本太い棍棒が通っているような感じを受ける。売上げ重視で以前はよかったが、今の時代、売上げ重視では効率が悪く、生き残っていけないということを簡単に教えてくれる。
利益に関しては会計上の複雑な利益ではなく、日々意識できる範囲の、しかもすぐに暗算できる勝間式の計算方法を何度も何度も繰り返す。この繰り返しを寝ず貸せることによって、効率よく仕事をし、無駄な長時間労働をなくそうと訴えている。
そもそも、儲けること(利益を上げること)は悪いことではない。ここで、変に道徳的な罪悪感を感じてしまうと歩みが止まってしまう。利益を上げることについての考え方についても示唆をくれる。
全体を通して漫画を読んでいるように簡単に噛み砕いて教えてくれる。しかし、その考え方はシンプルであるがゆえに、遠くまで我々を導いてくれそうだ。ぱらぱらとめくると非常にすっきりとした紙面と図、太字の多様、適度なグラフの量、そして漫画のようにデフォルメされたシンプルな考え方がつい手に取って買ってしまうという流れを作っているのかもなぁと思う。
解説付きの参考文献、参考文献一覧なども読者に優しい。KBF、キャズムなどところどころに有名なキーワードがちりばめられていて、慣れてない自分としてはちょっとうれしかった。初めて聞いたという人は本屋で立ち読みしてみてはどうだろうか?
経営コンサルとしても凄い人と思いました
ビジネスモデルの勘所を押さえるための
考え方を解説しています。
帯の「目からウロコの黄金ルール」というのは
かなり大げさだとは思いますが、
実践的で、
それなりに現場での場数を踏んでいらっしゃることが
分かります。
自分の会社のビジネスを改めて
コンサルの視点から見つめるための
手がかりになると思います。
ビジネスの実践書というより学術理論的なのが惜しい。
最近売れている野間勝代さんの本ということで購入しました。非常にレベルの高い本だと思います。大学で管理会計を専攻していたお陰で何とか読み通すことができました。なるほどなあという点が多く共感でき、いい本だと思います。一方で、ビジネスの実践書というより学術的専門書の域を出るまでもう一歩という感じです。企業を外部からあるいはトップマネジメントレベルから捉えた視点になりがちなのが気になりました(内容を消化するのに時間がかかった)。メーカー営業畑の私には自分の業務で実践するとなるとちょっとという点が多いです。公認会計士、証券アナリスト、経営コンサルタントという著者の出身畑の影響でしょうか。随所に肩書や経歴が出てくるのが邪魔です。あまりにも頻繁で中味の説得性には還って逆効果に思えます。商社の営業部門やメーカーではあまり馴染みのない専門用語やカタカナ英語が多いですね。全体的に、相手の立場に立ってもうひと手間加えてほしかったです。この点は、出版社と著者に今後期待することです。財務や会計のプロ、金融機関のビジネスマンにはわかりやすいでしょう。メーカーや商社のビジネスマンは頑張れば読み解けると思います。
具体的でわかりやすいです☆
外資系企業を渡り歩かれたエリートの本としては、たいへんわかりやすく書かれており、私としては、助かりました。マクロ的な発想や抽象的な表現の連続かと思いきや、すごく具体的事例や表現になっており、読者にすべてを公開しようというくらいの姿勢が感じられて大変好感が持てました。次回作も楽しみにしています!
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